アジア選手権大会レポート

2015年8月22日


アジア大陸 選手権大会in マレーシア

結果 7位

開催日 8月16日(日)

開催地 マレーシアin マラッカ

天候  晴れ

コースプロフィール / コンディション

ほとんどが平坦なコース・レイアウトになっており、平坦のジープ区間・ロード区間・粗目の繋ぎ区間がメイン。後半ややマッドのシングル区間があるものの、特別テクニカルな所は少ない。牽制や集団での走行もあり得そうだ。周回数は8周回。

 

 

・レポート

 

 全日本選手権からの約1ヶ月間は、てんやわんやで上手く自分に流れを持ってこれずに、疲れる日々を過ごしてきた。ろくに練習は出来ていない。

 アジア選手権の現地へ入る直前の3日間に、無理やり練習を入れてから現地入り。

 現地では毎日 軽部先生のマッサージを受けて何とか回復を図った。

 自分にとってのマッサージは劇薬に近い効果があり、劇的な効果がある反面、副作用もまた大きい。なかなか調整が難しいため、普段はレース前にマッサージを利用しない。

が、今回は疲労感が強くてイメージが悪いので、調整の失敗を恐れずにマッサージを受ける事にした。

 予想は当り、一日一日と体調は劇的に回復をして行く。

 大会前日の試走では良い感触になり、路面が軽く感じる。イメージもだいぶ良い。

 

・レース当日

 身体が重い。朝のアップで確認。

 どうやら最後の1回に限りマッサージを入れない方が良かったようだ...。何事も適量が重要な訳だが、3回やって調子が良いのに、最後の1回は駄目という気まぐれな身体をなかなか理解出来ない。

何は共あれ、効果が劇的なものほど調整は難しい。

 ギターの弦みたいなもので、自分の場合は筋肉の張りや反発を使って走るので、張りの数値を-10+10の間で例えるなら、ゼロの値が僕にとっては丁度良いという感じ。

 性格が雑なわりに、身体は繊細で極端なので少々ムカつく。まるで調整の利かない昔のシャワーと同じで、1℃目盛り動かせば水が熱湯になる気まぐれさだ。

 まあそれはそれでレース前なので気にしないようにするしかない。

 

 レースは今年最悪のスタートで始まった。

 スタートは、「30second」までは聞こえたが「15second」と言ってない?聞こえてないだけ?とりあえずレースがスタートした。

 スタート音も『パン!』ではなく『ファ〜!』だったので、これはスタート音なのか疑問になりつつも走り出すが、コース横の誰かが「ぎゃーぎゃー言っていたので」やはりスタートでは無いのかと一瞬緩めてしまうが、しかし周りはモリモリ踏んでいるので、やはりこのまま行こうと思ったら、まさかのペダルがハマっておらず、バタバタして後退して集団に埋もれる。

 踏み直すが、コース内のスペースが埋まっているのでなかなか加速できない。

 やっとスペースを見つけても、前へプッシュしようとするが加速できない選手達がスペースへ入り込んで来るので、やはり加速出来ない。何だかアジアの色々なところがムカついてくる。

 

 1周目は中切れの間を埋めながら、少しずつ順位を上げる。

 2周目入り、少し集団がバラバラになっている。先頭集団に乗り遅れ、身体の鈍さと疲労もヤバイ。今回は色々とマジでヤバイな...。脚のキレもないのでガンガンと踏めない。

 繋の下りを上手く使って集団との合流を図る。

 

 2周目の後半で2位集団に追い付き、とりあえず一息...整えようとは思ったが、

3周目入って直ぐに武井さんが「俺がキャンバーで行ってフタするから先に星矢行って良いよ」と言われた。

が、どういう事か意味が分からず「いや...すみません。ちょっと意味分かんないッス」と返す。

 集団先頭にイラン人が1人、武井さんが2番手で自分が3番手...。今キャンバーに入るところだ。どのタイミングで僕ら2人がイラク人抜かし、なおかつ自分がそこから武井さんを抜かすのかイメージが繋がらない。それにまだ追い付いたばかりで疲労度も高い。

 しかしイラン人もへばっているので、この集団から抜け出すならこのタイミングか?と思いキャンバー終わってから単独でアタック。

 少し離したが、キレが無いので離し切れないし、諦めさせるには不十分な距離感と速度感。

 アスファルトの上り区間で追い付かれ、振り出しに戻る。

 イラン人が千切れ、今度は中国人2人と武井さんとの4人パックだ。

 

 4周目。

今度は武井さんが「調子良いから行かせて貰って良い?キャンバーの手前でフタをしてくれる?」

自分「分かりましたー。」

 すると武井さんは後ろへ下がり、中国人と話をして、

武井さん「やっぱり...中国に仕事させよう!」

自分「???」「ん?何を?ッスか?」

 自分がそのまま先頭を走り、結局そこから武井さんが前に出て、自分はフタをして走って行く。妨害にならない程度にペースを落とし、道が広い区間だけペースを戻して抜かれないようにして行くが、武井さんのペースが意外に上がらず、距離が離れない。

 コース幅が広いエリアに入ったので、中国の後ろに付いて走るが、中国は武井さんを追うそぶりを見せない。

 シングルの手前で中国の前に入り、再びペースを落として軽くフタをして行く。

しかし武井さんとの距離は開かない。大人しく中国人の後ろに付く。

 中国選手が自分を抜かす時に、自分に対し「トゥギャザー。トゥギャザー。」と言って抜かして行く。

 あれ?なんだか友好的だな... ああ。。。そうか。

 中国はオリンピック出場に必要なアジア枠が欲しいだけだから、日本人が1位2位を獲ってもそんなには関係がない。

 アジア枠はアジア選手権の着順上位2カ国に対して与えられ、1カ国辺りに1人ずつのオリンピック出場枠が与えられる。

 なおかつ日本がUCIポイントの国別ランキングでオリンピック枠を獲得する場合、日本以外のアジア勢・アジア選手権の上位2カ国に対してオリンピック枠が回ってくる。日本は恐らくUCIランキングで出場枠の確保が出来るから、日本以外の2カ国にアジア枠が回る。中国は日本と協力して後方のアジア勢と戦うメリットがある訳か...

 でも中国が簡単に日本に2位3位を簡単に譲ってくれるとも思えないしな...

 先ほど武井さんが中国に仕事させると言っていたのはこの事だったのかな??

 

 そんなこんな考えている中に武井さんを吸収。

 ここから日本と中国が協力して行く事もとりあえずはアリかな?と思っていたら、後ろからカザフスタンが合流。これでまたややこしくなった。

 そして香港も合流。

 この話はもう無いな...

 

 そこから牽制やアタック。小競り合いや喧嘩が始まる。

 自分はとりあえず後ろの方で喧嘩を見物するものの、脚がヤバイ。

小競り合いに参加する気力もなく、とてもじゃないけど戦える感じがしない。

 レースが終わるのをひたすら待つしかない状況だ。

 しかし中々ラスト周回には入らないし、レースがひたすら長く感じる。

 

 7周回目に入り、中国のアタックが入り、ついに遅れをとり始める。

 ラスト周回でまた何とか集団に追い付いたが、直後に前方を走る武井さんが突然詰まり「パンクだから先に」と言いかけたが、前が詰まった瞬間に僕は反射的に背中を思いっきり押しだしていたので、そこで話は終了した。その勢いで彼はまた集団へと戻って行く。

 シングル入り口でペースを落とされたら僕は抜かせないし、武井さんのそのパンク主張は今この場では不毛な会話だ。 自分は純粋にこのレースを一刻も早く終わらせたいだけなのだ。

 今ので自分は1度集団から遅れをとり、踏み直して何とか集団に合流。

 その後の上りで中国人がアタックをして、自分は反応する脚も無く、集団もバラバラになり終了。シングルを下ってゴールラインを切る。

 順位は7位でゴール。

 不完全燃焼だ。前日の期待感があっただけに残念感も大きかった。

 

 今回の反省点と改善点で言えば次へ繋げられる点は多いが、1年に1回しかないアジア選手権と全日本選手権に置いて、この結果が次へと繋がる改善と可能性を含んでいたとしても、今は虚しさを助長させるだけで、レポートを書くのも虚しくて嫌だ。

 改善は可能だが、必要なのは今。

 それに次は次で、また新しい課題や問題がいくらでも湧いてくるし、切りは無い。

 

 そしてこういう時ほどモチベーションの下がる話や物事が起こるもので。

 こういう時にこそ自分がやりたい事を明確にしぼって選択し、そのために無駄の少ない努力が必要だ。

 とりあえず今回のレースを最後に、自分はシーズンOFFへと入る。

 5月から再発していたヘルニアの手術のため、手術後に1ヶ月間の完全休息が必要になるからだ。

 

 次なるモチベーションは,11月以降のUCIレースへ参加する事。

 そのために力を貯め、そしてそのための行動をとる。それが自分の次への原動力。

 今回のアジア選手権の結果を受けて、少し計画も修正する必要がありそうだ。

 

日本チームの皆様。サポーターの皆様。

ありがとうございました!

 

 

平野 星矢

 

 

使用機材

バイク     ANCHOR XR9Sサイズ)
コンポーネンツ SHIMANO XTRDi2

ホイール    SHIMANO XTR 
フォーク    SR SUNTOUR AXON 100mm(サンツアー) 73bal
ハンドル        
SHIMANO PRO タルシスXC フラットトップバーDi2バークランプ
ステム          
SHIMANO PRO タルシスXCステム110mm -6°
シートポスト   
SHIMANO PRO タルシスXC シートポストDi2

 

ケミカル    ホルメンコール

        ルーベエクストリーム(チェーンオイル)

        ダートプロテクター(ギア・パーツ類 メタルパーツのコーティング用)

        スポーツポリッシュ(フレーム用撥水・防汚れコーティング)
        ノーフォグ(アイウエア曇り止め)

 

サングラス     アディダス イーブルアイ・ハーフリムプロ(調光レンズ)
ヘルメット      
KABUTOOGK)ゼナード

グローブ    KABUTO (OGK) EXG-3
シューズ     SHIMANO SH-XC90L

ウエア     Wave One

 

サプリメント   サプリメント  Water,
SAVAS(明治製菓)

SAVASウォーター     ボトル8本

ピットリキッド     5本

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